Junkilucky

Mommy/マミーのJunkiluckyのレビュー・感想・評価

Mommy/マミー(2014年製作の映画)
4.3
静と動。
ある人物の感情の変化を見ているような、または1曲20分全6曲入りアンビエント系アルバムを聴いている感覚。
これは良いけど、あれは良くない。あっちでは、あれは良いけど、これは良くない。また違う方で、これも良くないしあれも良くない、〇〇こそ正しい。偏見で決めつけるなっていうけど、どの見方だと偏見なのか。皆が賛同するから正解なのか、それこそが偏見にはならないのか。全てを見回すと何故自分が非難されるのかが分からなくなる。一体、何が正解で何が不正解なのか。結局、周りが決めつけている。これは良いけど、あれは良くないとかどっちも良くなかったりする。意味が分からないかもしれないけど、意味が分かったり分からなかったりすることに意味は無い。ここにはそんなことしか書いてない。主人公の少年はこんなことを思ってそうだった。この物語の登場人物たちは強いようにも見えて脆いようにも見えた。その脆い部分の撮り方がとても刺さっていた。
冒頭でビルディングアミステリーが車内で流れてて、ちょっと持ってかれた。画面デカくなるやつ、映画館だったら最高だろうな。笑笑
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