なんの前知識もなく、綺麗な水色の空に可愛いMommyの字、ひとりの少年、そのポスターがとても爽やかで、何となく清々しい作品かと思って借りたDVD。
そんな私の勝手な思い込みとは全く違う作品だった。
暴力的で下品な表現も多くて、次は何が起こるの?と思って目が離せない(それはハラハラする、という意味で)。2時間20分ほど、私にとっては長い時間なのに、長くは感じなかった。
愛を感じながらも、愛だけじゃどうにもできない。パラレルワールドを夢想する母親のシーン、切なかったなぁ。
そして、ラストの自由で大好きな母親の元に戻りたい息子が駆け出すシーンも印象的。
とにかく、爽やかとは正反対の、だけど愛について考える、深い作品でした。
だけど、カナダ映画って観ないなぁ、初めてかなぁ。フランス語がね、この作品には合ってた。