たちくるみ

Mommy/マミーのたちくるみのレビュー・感想・評価

Mommy/マミー(2014年製作の映画)
5.0
クザヴィエ・ドラン監督作品初鑑賞。
ずっと気になっていた監督。

観て、正直衝撃を受け、考えさせられました。
すごい映画を作る人がいる。

なんでこんなに苦しいのに画は美しいのか、
壁にぶつかっているのにこんなに笑っているのか人生って難しい。自分って難しい。

それぞれが悩みを抱えている3人がぶつかりながらももがいて生きている。狭い世界の中でもさらに狭い空間の中で。

ドラン監督の1:1の構図の意図、効果に気づいた時の「うわ、やられた」という感覚やタバコの意味、雨などのメタファーなど狭い画角の中でもたくさんのメッセージを詰めてガンガンと観ている人の心に届けてくるのを私は感じました。

後半は芝居だなんて全く思えませんでした。
もう一回観ないといけないなと思った。
そんな作品です。
スティーブの抱えるADHDも初めて知ることが出来たしそれについて考えることが出来たのもこの作品と出会えてよかったところです。

ぜひ多くの人に観てもらいたい。
そしてOASISのよさも感じてもらいたい。
そんな作品。
たちくるみ

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