ダイアン、スティーブとカイラの精神的なつながりを、美しい画面で演出した作品。本当に見せたいものを際立たせるため、徹底的に余計なものを引き算した画面とストーリーになっている。
スティーブの行いを客観的に観れば、放火、窃盗、ヘイトスピーチ、痴漢、暴行(しかもお母さんを!)と、人として、やってはいけない事のロイヤルストレートフラッシュ。
しかし、鑑賞中は母親の視点で観ていたので、スティーブの悪魔的な部分よりも、純粋さを感じた。
これが目に見えない精神的なつながりを証明しているといえる。たとえ、離れて暮らすとしてもね。
Wonderwallが流れる場面は最高。