ささ樹

あの日の声を探してのささ樹のレビュー・感想・評価

あの日の声を探して(2014年製作の映画)
4.0
開始数分でゲロゲロ泣く。
PTSDで声を失う9歳の少年ハジの表現力がとにかく凄い。
荒れた村にたった一人残されて、まだ乳飲み子の弟を抱いて村を去る冒頭のシーンから嗚咽。子供とは思えない冷静な判断で、1人で弟を抱えて生きることはできないととある民家の玄関先に弟を託して旅を続けるハジ。
子供が子供でいられない悲惨さを感じた。
もう1人の主人公コーリャ。都会に住むちょっとヤンチャな青年が、強制的に入軍されらたことによって残虐な兵士へと豹変していく悲劇。
ハジの物語とは真逆のコーリャの物語。
ハジの身に起きた出来事も、
コーリャの行き着く先も、戦争という悲劇の結果と犠牲。
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