アランスミシー

サンドラの週末のアランスミシーのレビュー・感想・評価

サンドラの週末(2014年製作の映画)
5.0
2回目、2023/6/14
再見した結果これはヒロイズムの映画でも何でもなくて、人生に対する悲観(鬱)に落ちた過去を持つ主人公が、復帰直後に襲った困難を前に希望を捨てず戦い続けるというテーマだと分かった。
他の同僚たちも生活が苦しい事から、これはあくまで主人公の個人的な戦いの話なのだなと
もしこれが生き残りの勝利であれば、ラストは組織の敗北が描かれなければいけなくなる


挑戦欲求vs安全欲求
理想人生像=自分が他人と比較して劣った人間ではないと確信し自信をつける事。生活の為の仕事を手に入れる事。
指針A=人が自分の存在価値を認め救いの手を差し伸べてくれる事を信じ続ける
指針X=強迫観念に打ち負け、戦い続ける意志も他者の応援を信じる心も捨て諦めること。孤立

精神安定剤を受け入れ再び鬱の波に落ちる事


指針Xの例:
・夫とのセックスレスから自分への愛を疑ったシーン
・何回か起きる1人部屋に閉じ籠るシーン(孤立)




1回目、
君はいい子で、自分が愛をあげればみんなが幸せになれるって言葉。そしてあなたのおかげで私も変われた。
すごく大事なだと思うんだ今の社会で。

演技すごいなぁ、ダルデンヌ兄弟尊敬してる

あの投票のシーンはワシントン3部作ほどとまでは行かないが緊張した。