さすらい農場

アメリカン・スナイパーのさすらい農場のレビュー・感想・評価

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)
4.6
ー 弱き者を守れ ー
幼い頃から魂にインプットされた
[正義の心]
この世が[羊]と[狼]の世界だとしたら
自分は[番犬]となり世界を守る

ハリウッドのレジェンドが描く、最強のリアル・ヒーローは、ネイビー・シールズ最強の狙撃手クリス・カイルの伝記。
四度戦地に赴き、160人を狙撃した英雄は海兵隊から[守護神]と崇められ、武装勢力からは[悪魔]と呼び恐れられたという。

どんな屈強な男で、揺るぎない信念を持っていたとしても、[戦場]は人間の心を壊す。
退役してもPTSDに苦しむ人々は、
まるで人間が使い捨てにされたよう。

世界はシンプルじゃない。
世界は[羊の皮を被った狼]や[狼の皮を被せられた羊]や[狼に操られた番犬]や[番犬のつもりだった羊]で溢れている。

世界は武器に溢れ、10億丁の銃のほとんどが市民の手に有るという。(AMNESTY 記事)
武器大国アメリカ
武器の輸出量は圧倒的な世界第1位
世界全体の三割の武器がアメリカ製
その武器を使う武装勢力
世界にとって、どっちが[狼]なのか分かったものではない。