めめめのめーさん

アメリカン・スナイパーのめめめのめーさんのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

試写会で見ました。

つらくて恐ろしくて涙が出てきた。
劇中の戦争は現実にあるもので(脚色はされてるだろうけど)、もうわたしには何がいいとか悪いとかがわからなくて、ただただ人がたくさん死ぬことや傷つけられることが悲しかった。

なんでこうなっちゃったのかなって呆然としてしまった。

すごく良い映画でしたが、自分では絶対見ない類の映画なので(戦争ものはつらくて見たくない)、試写会当たってほんとによかった。でもこれは褒め言葉ですけど、この映画のおかげで更に戦争映画に対して苦手意識を持ちました。わたしの精神では耐えられないのでもう見たくないです。


クリスカイルさんが実在の人物って知らなくて、最後までずっと不安で、主人公が死ぬのは嫌だ!ってハラハラしながら見てました。
戦争から生きて帰ってきてくれたので、すごく安心しました。

クリントイーストウッド監督、不安を煽る演出うまいな…。
最後は暗転から出てきた言葉によって鈍器で頭を殴られたみたいなショックを与えられて、うまく物事が考えられない状態でエンドロールを眺めてました。
エンドロールが無音ってこの映画に合っててすごく良いです。
おかげさまで悲しい余韻に浸りまくれて映画終わったあとしばらく言葉が出ませんでした。普段は映画を観終わったあとは一緒に見た人とあれやこれや言い合うのですがこの映画は思い出すとつらいので無理でした。
貴重な体験をどうもありがとうございます。