映画の評価は別に譲るとして。
結末を知っていながらもあの無音のエンドロールは胸が痛い。
伝説と呼ばれたスナイパーも人間で、彼に殺されたのも人間。人を殺すのは地獄みたいなもんだ、とはグラン・トリノのコワルスキー翁の言。
神、家族、国家ではなく神、国家、家族の考えに囚われた人間の行為を題材にした映画にいろいろな意見がぶつかるのも納得できる。
ただ。
原作があるとはいえ、これが映画、特に最近のクリント・イーストウッド映画であることを忘れてはいけないし、忘れると正しい評価はできないと思う。
評価はしないけど。