もやマン

アメリカン・スナイパーのもやマンのレビュー・感想・評価

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)
4.1
「戦場に影響されなかった人はいない。」
スナイパーは、たとえ良い結果を残さなくても責められず、敵兵士を殺せば殺すほど称えられる。ただ、スナイパーにも苦しみがあり、当然自分も戦場にいるので危険はあるが、敵を撃ち殺せないことで仲間が死ぬという辛さ。戦場にいる限り、それが繰り返される。敵かそうじゃないかを自分で判断しなければならないし、撃ってしまえば判断が正しいのかわからない。それ故、なんの罪もない民間人を撃ってしまうことだってある。主人公は、自分の心と常に戦っていた。
戦いは客観的に見れば結果論だが、当事者は戦争前も後も苦しんでいる。
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