護衛役の元兵士、その恋人の女検事、相棒の女性警官、両足を失った戦友、警察署長、ボンクラ警邏警官、悪役の武器商人、その用心棒等々、味のある顔の役者が揃っている。只一人殺人現場を目撃した護衛対象の小娘を除いては。命を賭して守る甲斐が今一つな顔立ちと表情。主役なのに。
銃撃戦は派手。中盤までは大満足の出来だが、結末につながる最後の戦闘の描き方はお粗末。これは手抜きと言われても仕方がない。
One RepublicというバンドのFeel againという曲を背景にした空撮映像からのラストシーンは良かったが、やはり今一つ盛り上がらない。素材は良いのに肝心なところの詰めが甘く、傑作になり損ねた非常に惜しい作品。
