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ヘウォンの恋愛日記のmaomのレビュー・感想・評価

ヘウォンの恋愛日記(2013年製作の映画)
4.0
特に抑揚なく、面白くないような気もするけど見てしまうホン・サンス映画。微妙なディスコミュニケーションとタイミングの悪さ、あまりいい人が出てこない(かといって別に悪い人ってほどでもない)ところが笑え、なぜか見ると元気が出る。

どこからどこまでが夢なのかはよくわからないし、夢じゃないっぽいところもヘウォンの日記から、ヘウォン視点での回想を描いているのだろうから、実際に起こったことともまた違うんだろう。
なんでもない日常の中から取り出した記憶の断片みたいな些細な感じが、ほんとうに誰かの日記やブログみたいでいい。

本題とは関係ないけど、劇中のインディペンデントなブックカフェみたいなところがよかった。海外旅行行きたくなる。ヘウォンが飲んでいる飲み物がおいしそうで、久々に普段飲まないカフェラテを飲んだ。イ教授が流すのはベートーヴェンの交響曲第7番だった(なんで?)。
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