このレビューはネタバレを含みます
田代、死す。
幼馴染を蘇らせるため神の声に従い殺人を繰り返す青年に呼び出され、奇跡の瞬間をカメラに収めろと頼まれるが…って話。
27人と言いつつ結構巻き添えかましてるけど、どこが”優しい”んじゃい!
白石作品によくいる神の声リスナーよりも乱入してきた日本人夫婦の方がぶっとんでて、こいつらの方が狂人として格が上だなと思った。ただ、2人の演技はなかなか酷かった。わざわざ関西弁喋らす必要あったかな。
”エンタメ的視点から男女の性愛の様子をおさめることを主目的とした映像作品”内での寝取らせ展開は、まあやぶさかではないのだが、こういう映画の中で不意に見せられるとやってること頭おかしすぎるな。
ワンカット(風?)での撮影だが、ほぼ密室内で物語が展開するので勿体無い。舞台をみている気分だった。
部屋を出た後、夕日に照らされながら階段をのぼるシーンは美しい。
ミミズ神が珍しく願いを叶えている。
あたおか夫婦といい別室のカップルといい田代といい、世界改変後の巻き添え民の安否が気になった。ハッピーエンド感だすな。