前野くんが主役級をつとめるこの作品。
すいません、それだけで冷静な判断に欠けます、私(笑)
もうねぇ、とにかく前野くんがかわいくて！劇場内でも笑いが何度も起こってた。はまり役。
ただのエロラブコメではなくて、ちゃんと背景や複雑な心の動き、そしてああこういうのってタイミングだよね、なるようにしかならないんだよね、っていう妙な納得。
収まりがいい関係なんてどこにもない。
そういう現実の不安なところをわざわざクローズアップしちゃう感じは今泉監督お手のもの。
ただなぁ、構えがいけなかった。
そういうのに左右されちゃいけないってわかってたのに。
私が解せずにいたのはそのせいだ。
この映画、コピーが「すきってそういうこと？」なんだけど、これが今泉監督前作のサッドティーのコピー「すきってどういうこと？」から来てるのはサッドティー知ってる人なら分かることだよね。
私はこれを少なからずサッドティーのアンサー的なものがあるのではと理解したの。
でもはっきりいってアンサーではない。
全然ない。
ある意味そうだと言えなくもないかもだけど、私の欲しかったアンサーではない。
もし、このコピーを知っていてこれから観るって人はぜひまっさらで楽しんで欲しい。
面白さは保証するから。
