驚きと爆笑!でもこれは…
フランスで活躍しているユーチューバーのレミ・ガイヤール本人が主演のドキュメンタリータッチで描かれた映画。
とにかく、彼のイタズラ動画のレベルが凄い!
日本にも数多くの迷惑系ユーチューバーがいると思いますが、完ぺきにレベルが違い過ぎる。
例を挙げるとすれば、
サッカーやバレーボールの国際的な大会などに乱入し、選手としてインタビューを受けたり、国歌斉唱までしちゃったりします。
ボディービルの大会にも細マッチョともいえない肉体で勝手にステージに上り、表彰台の上でガッツポーズを取っちゃいます。
職務中の警察官の背後にミツバチの着ぐるみで現れ、大きな網で捕獲したり、背中に飛び乗ったりします。
洗車直後の車や走行中のパトカーの上に歩道橋など高い所からハトの着ぐるみを着て、大量のフン(のようなドロドロした液体)を落とします。
エスカレーターでは上りと下りのすれ違いを利用して見ず知らずの人の顔面にクリームパイを投げつけます。
などなど、笑える動画やこれはヤリスギ!と思える動画まで、とにかく多くの動画を投稿し、総再生回数は16億回を超えているほどの有名人です。
彼が街を歩けば、次から次へと写真を求めるファンたちに囲まれて、まっすぐ歩けないほどの人気ぶり。
もちろん、警察に捕まった回数も数知れずな怖いもの知らずのユーチューバー。
そんなレミにとっては10年来の恋人がおり、二人は結婚も考えていた。
彼女からすれば、レミのイタズラ動画にはうんざりしていて、いつも止めてほしいと懇願をしていた。
さらに、一緒に動画を作成していた仲間たちもそろそろ潮時と考えていて、チームにも亀裂が生じ始めていた。
結局、彼のもとには熱烈なファンのモジャ男君しか残らなかった。
恋人も彼を更生させるため、旅に出ると伝えて消えてしまう。
大きなショックを受けたレミは、イタズラ動画を取り続ける意欲を失い、家に引きこもるようになってしまう。
その後、彼女の父の会社で営業マンとしてのセカンドキャリアを目指すのだが、そこで大きな事件が起こってしまう…。
果たして、レミはどうなるのか??
と、まあ大きなあらすじはこんな感じだが、映画としてのクオリティーははっきり言ってかなりレベルは低いです。
しかし、最後のエンドロールも含めて、彼らのイタズラ動画からは目が離せません。こんなことまでしちゃうの!?と驚きの映像にくぎ付けになって、気が付けば最後の最後まで見ちゃいました。
映画製作者からしたらストーリー性がなくても最後まで椅子から立たせなくすれば勝ちですよね。笑い
まあ、レースに負けても勝負に勝てる作品ですね。
疲れていても、途中で大切な電話が入っても、玄関に来客者が来ても、一時停止をしなくていい映画。
毎日忙しく、笑いが足りない人にオススメです。