最初に言っておく!
邦題つけた奴、誰だ!
ブラッディー・ドーターだろ!
どう考えても原題じゃないとおかしいだろ!
これ監督であり娘さんであるステファニーは承諾したのか?
…腹が立つなぁ。
撮影している娘のステファニーは、施設で育った姉リダをサバイバーと呼ぶけれど
みんな、それぞれがサバイバーだと思う。サバイバーたちのネイル談義。
ピアノを弾く母の足元で過ごした娘と過ごせなかった娘たちの語らい。
芸術家だらけの特殊な環境で子ども時代を全うしてこなかったステファニーは、母親のある言葉でこの映画を終わらせる。
おとなになった悲しい子供がやっと救われた、その瞬間をみたような気がする。
芸術家の強さと脆さと
人を傷つける本音過ぎるほどの本音。
痛い。
ドキュメンタリーは良くも悪くも刺さる。
観賞後、しばらく、痛い。