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メビウスの8のレビュー・感想・評価

メビウス(2013年製作の映画)
3.6
相変わらずクレイジーな作品を作るキム・ギドク…
男性器だけがテーマの話。

最後に脱ぐシーンになるまで、妻と不倫相手どちらもイ・ウヌが演じてると気付けなかった…

快感も痛みも表裏一体。
母もメスも表裏一体。
父もオスも表裏一体。
それから母も不倫相手も表裏一体。

メビウスなんて良いタイトルを付けたなあ、と。

男性は特に象徴とする物とその性にしがみついて囚われすぎだし、それを嘲笑うかのような内容でもあった。
無声では無かったものの台詞無しでここまで複雑なストーリーを描けるのは流石。
だけど特に台詞無しにする必要も無かったのではないかとも思う。

コントのような展開で物語が進むから、終わってから落ち着いて考えて漸く内容が頭に入ってくる。
8