わち

メビウスのわちのレビュー・感想・評価

メビウス(2013年製作の映画)
3.0
キム・ギドク監督の描く、性器をめぐる家族+1人の顛末を描いた映画。
“切り取られた息子”から崩壊していく家族、そして終盤の家族がメビウスの輪のように捻れて繋がるというプロットは面白いが、明らかに安く撮ってる(この内容じゃ資金は集まらないだろうけど…)映像もあまり魅力的ではなく、台詞が一切ない演技も、言葉が必要そうな部分であっても「ンー!」「ムー!」みたいな呻き声だけになってしまっていて少々無理があるように思えた。
いわゆるシモ絡みの話であるがゆえ思わず笑ってしまう場面もあり、不条理ブラックコメディとして見れば面白いかも知れない。過激な内容かつコメディということで、松本人志さんに『R100』というタイトルでリメイクしてもらえたら意外と面白いかも知れない(どちらにも失礼ですいません)。
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