くま一家

海街diaryのくま一家のレビュー・感想・評価

海街diary(2015年製作の映画)
4.1
女優陣が凛として振る舞いも台詞も血の通った人物が描かれていて、目が離せませんでした。色彩も、全体的な色調に、何かのきっかけや心情の機微に添うように時折挟まれる「赤」のコントラストがドキッとさせる絵作りは、好みでした。
四季を巡る鎌倉を舞台に、季節毎の風物を描きながら同時に、時と気持ちの折り重ねが感じられる。広瀬すずが、本当に月日を送って来たように見えました。
原作も名作ですが、実写化する意味とそれ以上の新たな価値を創造した作品になったと思いました。
『そして姉妹になる』でした。
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