ザ・是枝作品。ドラマチックな展開ではなくても、なんだか中だるみしてるような展開でも魅せちゃうという。小津作品にも通ずるような心地よさというか。
なにより劇中で"ちゃんと"食べてるのが良いよね。食べるシーンを撮るために、食べてる感じを出す(ご飯は少ししか口に入れないとか、箸でつつくだけとか)のが、いつも残念に思うのですよ。
是枝監督は、映画の中の登場人物たちがその世界で息づいて暮らしているように、そこに存在しているように描く。自分もその世界にいたいような。役者さんたちはどんな感覚なんだろうなあ。
んー、でも長女はもうちょっとイメージが違ったかなあ…。