リッジスカイウォーカー

at Home アットホームのリッジスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

at Home アットホーム(2015年製作の映画)
1.1
空き巣で家族を養う竹野内豊。
家族全員がそれを良しとしてる状況が意味不明だったけど、物語中盤から、まぁそういうことね、という話にはなる。

なるけれども理解は全くできない。


これは生きるために犯罪をしても良いという、ある意味犯罪を肯定的に捉えられてもおかしくない表現。


家族のあり方というものを問いたいのだろうけれども、出てくる家族が正直酷すぎて気持ち悪い。

そしてその怒りの対象、恐怖の対象が家からいなくなっているのに、そこには全く何も触れない。


また、学校やらなんやらの手続きはもろもろどうしたのだろう?

いろんなツテでもあったんだろうか。


そういうディテールをすっ飛ばしているので、起きている全てを冷ややかにしか観ることができない。


妻は「これはファンタジーなの?」と言っていたが、正にその感想が当てはまる。


ただ犯罪をしないと生きられない現実もあるのだろう。


何のトラブルもなく生きたくても、それができない状況に追いやられてしまった場合、何が何でもすがるように生きるっていう選択を迫られることが…。


なので、ある意味ファンタジーではないのかもしれない。


ただ犯罪をしてるのに、at homeなほっこり演出は、受け入れられないな。

ってことでこの点数です。