雄樹

オマールの壁の雄樹のレビュー・感想・評価

オマールの壁(2013年製作の映画)
3.3
「抵抗と解放のために犠牲はついものだ」

本作はパレスチナ自治区に住む少年オマールが幼馴染の3人でイスラエル政府軍の兵士を撃ち殺してしまい捕まり、無理矢理にスパイにさせられてからとんでもない展開になる物語に衝撃を受けました。
それに前半はパレスチナ自治区に住む若者たちの苦しみが描かれていましたが、後半はある秘密がバレてから衝撃的な悲劇が起こってからのあの衝撃的なラストには言葉を失いました。
あと『灼熱の魂』や『ある愛へと続く旅』の戦争系のどんでん返しは重くて強烈なので本作も凄かったすが、
この二つに比べると変な愛憎劇が生んだ悲劇なので僕は感動移入が出来なくてもっと幼馴染3人の物語を描いて欲しかったです。
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