オマールの壁の作品情報・感想・評価

オマールの壁2013年製作の映画)

Omar

上映日:2016年04月16日

製作国:

上映時間:97分

3.9

あらすじ

思慮深く真面目なパン職人のオマールは、監視塔からの銃弾を避けながら分離壁をよじのぼっては、壁の向こう側に住む恋人ナディアのもとに通っていた。長く占領状態が続くパレスチナでは、人権も自由もない。オマールはこんな毎日を変えようと仲間と共に立ち上がったが、イスラエル兵殺害容疑で捕えられてしまう。イスラエルの秘密警察より拷問を受け、一生囚われの身になるか仲間を裏切ってスパイになるかの選択を迫られるが…。

「オマールの壁」に投稿された感想・評価

柴猫

柴猫の感想・評価

3.6
紛争や限定された愛、自由を扱った物語には常に壁のような隔たりみたいなものが存在する。この映画は実際の分離壁を撮ることでその「壁」が非常に象徴的でわかりやすい。

社会派映画や実話をベースにしたメッセージ性のある映画を見ると、いつも実際の問題の方へ関心が寄せられるんだけどこの映画ではあまりそういった志向には至らなかった。これは良くも悪くも物語として完成されすぎていて、実際の問題へ関心を抱かせるにはある程度の雑さも必要なのかなと思ってしまった。

小説を読んで映画ならどうなるだろうと考えることはあるけど、映画をみて活字ならどう表現するだろうと思わされたのは久しぶり。小説を読んでいるような映画。
切身

切身の感想・評価

3.7
あぁ無常…。
これは、サスペンスなのか、恋愛映画なのかジャンル分けしにくいけれどこれがパレスチナの日常なのかと思うと特にジャンル分けの必要もないのだろう。

それにしても自分の無知さに唖然とする。
ちゃんと社会を勉強してから観ることをオススメします。
irina

irinaの感想・評価

3.2
子供達には、仲良くしましょう、と教えるくせに、なぜ仲良くできないんだろう、世界中の大人達。根本的な問題。

社会背景は伝わるのですが、映画としてはなんだか普通すぎて感情移入できなかった。残念。
小野

小野の感想・評価

3.5
嘘だらけの中でオマールは真っ直ぐだった。
人間の真っ直ぐな部分と汚い部分が見える映画
オマールはイケメンで良い人過ぎ!
閉塞感という言葉の意味を知らずに今まで使っていた。

壁なんて、愛する人に会うためならあっという間に身軽によじ登れた。ちっとも怖くなかった。だが気づかぬうちに彼を取り巻く壁は高く、ぶ厚く固められていく。

オマールは書くだろう。自分がこれから行うこと、これまで何を守ってきたのかを。

光の届かない暗い場所だ。

羽を手に入れて、どうかそこから逃げだしてくれ!
恋人の家に行くには高い壁、
警察から逃げる道の低い壁、
どちらも常に生活を取り囲み
欠かせない存在。
パレスチナ…イスラエル…
苦しい社会環境に対抗する、
希望を胸に青年達や組織がいる
映画なのに現実!
俺が教師だったら授業に使うな。
パレスチナ版ロミジュリって言われそうな?設定だったけど、
蓋を開けたら漱石のこころに近いものを感じる作品だった。
時代背景の違う人が書いた小説に共感できるように、政治やパレスチナ問題に詳しくなくても切実に自分の問題として受け取れるような心理描写だった。
tieasy

tieasyの感想・評価

4.0
この地区のことはよく知らない。
でも、なぜこういう状況なのかを知らなくても観れました。
知らなければと思うきっかけになりました。

隔てる壁があり、監視がある中その高い壁を綱一本でよじ登り会いに行く。

現状を変えるためのただ唯一の手段。
大きな力に抵抗するためには、こうするしかなかったかもしれない。
放ったひとつの銃弾の代償はとても大きく返ってくる。
迫られる選択肢。
選択肢といっても、生きて従うか死かの2択。
仲間を裏切ってでも生きると決めたのは、ナディアという存在があったから。

ラミ捜査官は、この地区の青年の心情を利用し命令に従わせる。
狡猾な人物だけど、家族に電話するシーンがあることによって、この人も普通の人間であり自身の任務を遂行しているだけなんだと思いました。

そんなに派手な展開はなく、静かに進んでいくのでラストでの出来事は想像していなかったです。
あの言葉がここに繋がっていたのかと驚きました。
apomelvie

apomelvieの感想・評価

3.0
ゆっくり進んでいるようで
どんどん進んでいく映画
現実を考えさせられる
ricky22

ricky22の感想・評価

3.8
中東情勢を知る機会がないので、一端を知るいい映画だが、色々と重い題材。
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