スペインのガベ・イバニェス監督作品。
スペイン・ブルガリア合作のSFアクション映画。
人類存続の危機的状況下で繰り広げられるロボットと人間の主従関係を描いたSFサスペンス作品。
ずいぶんとアダルト感が増した
アントニオ・バンデラスが製作・主演。
「オートマタ」撮影当時アントニオ・バンデラスと夫婦関係にあったメラニー・グリフィス(ワーキングガール(1988))も出演。
「オートマタ」とは、主に12世紀から19世紀にかけてヨーロッパ等で作られた機械人形ないしは自動人形のこと。
2013年公開当時に未来を描いた未来技術に次の様なものが劇中に登場していた。
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・「空間映写のテレビ」
空間に立体的に映る映像技術
・「機械雲」
雨が降らないため人工的作られた雲
・「原子力電池」
半永久的な電池
・「量子暗号」
高度な暗号技術
・「バイオカーネルロボットの生存機能のコアとなるプログラム 」
・セックス・ロボット」
セックス用のロボット
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きっとこれらのモノはすぐ近くの未来に
現実として現れるだろう。
劇中、人間によって作られ、人間を模倣し、人間に近づこうとしたオートマタだが、もう人間から学ぶべきものは何もなくなったと劇中ではオートマタがオートマタを造りだし彼らは前進をやめることはなかった・・・そのように
人類は地球を汚染し自らの首を絞め
必ずやってくる終末の時
人間は身体を必要としなくなり
仮想現実生活者となったり、
愛が冷めていく時代が来る。
そんな世界で最後は高度な知性を持って生きてゆけるのはAIロボットだけかもしれない・・・
人間の概念はAIの前では原始的と捉えられる・・・
そんな未来が来るのではないか??と、考えさせられた映画だった。