カフェポタリスト

虐殺器官のカフェポタリストのレビュー・感想・評価

虐殺器官(2015年製作の映画)
4.0
ある言語パターンに潜む人間の残虐性を利用して
内戦を引き起こす言語学者と、それを追う特殊部隊員・・・

描かれる世界は、まさに究極の格差世界ともいえるが、
ドナルド・トランプの登場とEU各国の保守化は、その予兆ともとれる。
食べきれないビッグマックをゴミ箱に投げ棄てるのが当たり前の社会と、
テロのような暴力の危険を冒しながらも他者(移民)を受け入れて行く社会。
現実的には二つを折衷させて行くのだろうが。

アニメながら残虐描写多数でR15。
こどもたちが主人公に「虐殺」されてゆく場面は心が傷んだ。