虐殺器官の作品情報・感想・評価

「虐殺器官」に投稿された感想・評価

QUO

QUOの感想・評価

4.0
頭脳明晰な人の未来は終わりのない思考の果て闇落ちか悪に手を染めるか運が良ければ気楽に余生を過ごすかが多いが、にしてもカウンセラー的な立場の人がよく登場する気がする。

それでもその声やアドバイスは届かずただ本質から反れた比喩を混じえ難解な対話を交わし卒無く事を済ませるのが殆ど。

正義と悪は表裏一体でまた似た者同士で互いに引き寄せられるのかもしれないが、一視聴者としては、物語の進め方として中庸的なポジションの必要性を強く感じた。

台詞の言い回し等は勿論、感情の起伏と一つの行動への繋がりがまぁ難しい。原作を読み内容理解に努めたい。

(櫻井さんの聡明な声はいつもたまんねぇっす!)
COOH

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1.7
中々難しかったけど、こういう文学的なものと哲学的なものとSFが組み合わさるの好きだなぁ。
ひとつひとつ言葉を書き出してみたいと思ったけど、原作読めばいいのか笑
楽しみふえた!笑
JK

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2.3
なぁ?

どれほど原作が素晴しかろうと、原作を読んでなければ初見で理解できない構成してるだけで失敗だよ。

一般大衆に向けて公開してるのなら相応のもっと広義的な噛み砕いた表現に変える配慮とか必要だったんじゃないの。

分かる人にだけ受ければいい的なスタンスばしばし伝わってくる。

テーマが難解であればある程、いかにより多くの教養層に伝わるように工面するのは腕の見せ所違うん?

映像化する意義な。
KHinoji

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3.8
伊藤計劃の関連で3つ目に見たアニメ作品、動画配信にてやっと鑑賞。
過去に「屍者の帝国」、「ハーモニー」と見ましたが、この2作が悪い意味で子供向けアニメ作品だとすると、本作は、やっとまともなSF映画を見る事が出来たな、と思いました。
(SFストーリーの題材としては、この虐殺器官が一番アニメ映画化して、まともに見えやすい内容だったとは思いますが。)

ストーリーの中核は、人間はなぜ虐殺(テロとか)行為をおこなうのか?についてのSF的仮説と、それではこの世界をあるべき平和な世界に変えていくために、今の人間がすべきこととは何かを考えさせられるお話になっています。
主人公は、9.11以降に設立された架空の対テロ特殊部隊の一員で、この部隊員自体、テロ/虐殺行為を行う人間を平気で殺傷することが出来るように種々の制御を施してあるという設定。平和を維持するために平気で人殺しが出来る人間を作っているわけだから、そこからして既に胡散臭いわけですね。

そういう話なので戦闘/殺傷シーンが数多く出てきますし、いわゆるハッピーエンドではありませんので、そういうのが好きではない方は遠慮しておきましょう。(私は面白かったですが)

何の説明もなくさりげなく出てくるSF的ギミックに溢れており、SFファンの方にはたまらないでしょう。

SF小説なんて面倒くさいものを、まともに映像化・映画化するなんて苦労は多いけど利益は少ない超面倒なことだなぁ・・・と、普段から私は思っていますが、この映画は作られて見ることが出来て良かったと思いました。

(2019/1 Netflix動画配信にて)
みや

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5.0

このレビューはネタバレを含みます

徹底したセキュリティー管理でテロ一掃を目指すアメリカの特殊部隊に属する大尉が、世界各地の紛争や虐殺に見え隠れする『虐殺の王』の暗殺指令を受けるSF。
原作は伊藤計劃の同名小説。既読。

「屍者の帝国」「ハーモニー」は映画が先だったが、こちらは原作を読んでから鑑賞。
ある程度の設定や流れを知った上で観たので、何とかストーリーにもついていけた。
それでもやはり難しい。

なぜ人は闘うのか?戦争とは?命の重さに違いはあるのか?などがテーマ。
主人公の傭兵たちは、子どもを躊躇わずに殺せるように、痛みを感じないように、様々な部分で調整されている。
そんな彼らが、どのような殺人に対して罪を感じるか否か。
どんな理由であれば、殺しても許されるのか。
大切な人達を守るためならば、異国の貧しい民はいくらでも殺しても良いのか。
私レベルが考えて答えを出したところで世の中には何の影響も及ぼさないけれど、引き続き考え続けていきたい問題になった。

終わり方は原作とちょっと違う気がするのだけれど、こんな感じだったかな。
原作は凄く面白かったのにラストだけ好きになれなかったのだが、映画では自然と受け入れられた。

声優がとにかく豪華で耳が幸せ。
石川界人が特にかっこよかった。
こういうちょっと調子に乗ったSっ気のある役の演技が大好き。
櫻井さんの頭の良い敵役も相変わらず素晴らしかった。
尊敬する上司の一人に、新規事業を考えるものは、SFを色々見ておくと発想の引き出しが増える。ディストピア系では伊藤計劃はすごいよ、と言われ、最初に見たのはアニメ版の「ハーモニー」だった。その美しくも陰鬱とした世界観に圧倒され。他の2作はタイトルもいかつくて、手が出せずにいた。

オーディオブックで「虐殺器官」が出て、年末にポイントも貯まっていてに手を出してしまったら、もう止まらなかった。勢いでアニメまで観てしまった。すごい世界観。「器官」ってそういうことか、と。人の期間としての言語や脳の仕組みには、まだまだ分からない部分が多い。一方で、行動経済学にあるように、人は経済合理性に反する行動をしたりすることがわかっている。

謎の部分がどんどんわかっていくことで世の中がよくなる面も悪くなる面もあるのでしょうが、その天秤が極端に振り切れないで均衡を保って欲しいと思います。
伊藤計劃原作映画の『屍者の帝国』と『ハーモニー』は映画館で観たんですが、一番映画館で観たかったこの映画は、なぜか公開中の時期を逃して観ていなかったという...
Netflixに来てたので鑑賞しました。

前2作は正直微妙だったんですが、今作はテーマがかなりどストライクなこともあって、最初から最後まで面白かったです(ちょうど大学で書こうとしてるレポートと少しテーマが被ってました)。サピアウォーフの仮説とかほんと好き。
あとテーマだけじゃなくてSFチックな装備品とかも好みでした。

少し尺が足りてなかったと思われます。もう1時間くらい長くても良かったかも。一応原作は家にあるので今度読んでみようかな。

パク・チャヌク監督が実写映画化するという話を見たので期待☺️
RyoArakawa

RyoArakawaの感想・評価

3.7
こういう文学的な要素も取り入れたアクション好き。
近未来の世界における戦闘、攻殻機動隊を思い出した。
YA

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-
ぼんやり見てると置いてかれる、私は置いてかれたのでよくわからなかった
あと何となく演出のテンポか自分には合わなかった
男女問わずお尻の造形とアングルにこだわりを感じる
キズキ

キズキの感想・評価

3.8
人は、自分の見たいものしか信じない

原作未読。

人工筋肉
網膜ディスプレイ
ステルス迷彩
海洋生物型ポッド
情報管理社会

これぞ、SF!!

そこに政治的要素・民族的思考・文学的要素も入っていて自分好み!!!くぅ


メタルギア(特にV)と
PSYCHO-PASSと
スカイクロラら辺に影響与えて・受けている気がする。

言語ね、
「人は国に住むのではない。言語に住むのだ」なんて言葉があるけど…
サピアウォーフの仮説だね

扱う言語が違うだけであとは全く同じ僕がいても思考はきっと違う。

それだけ言語の持つ力は大きい



途中、FPSのような画面でゲーム感を出すことによって実感を薄れさせていたのが良い

キャラに説得力があった。
ジョンポールも、クラヴィスも、なぜその行動をしたのかよく分かった。

クラヴィスの最後の行動の背景は原作に詳しく書いてあるらしい…

「地獄は、頭の中にある」
なるほど

思考(言語)が自分や他者を生かし、殺すと
その結果がまた、思考や言語を生み出す

原作読んでみよっかな
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