南

X-MEN:アポカリプスの南のレビュー・感想・評価

X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)
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やたらと長くやたらとお金がかかっているだけの中身が薄いアクション映画。

ちょっと擁護のしようがない。。


・編集が緩慢

・不要なシーンが多すぎる

・スローモーションを無駄に使いすぎる

・マグニートーと違い過去のトラウマや哀しみや複雑な人格を持たず、幼稚な動機だけで行動する魅力のない悪役

・マグニートーの家族があまりにご都合主義的な殺され方をして萎えます。

いつまでエリックを、個人レベルの私怨を人間全体への悪意に変えちゃう子供のままにしておくつもりなんだ、、彼を成長させてあげて下さい。


・ミュータントの能力バトルが地味。
飛んだり殴ったりドンパチやらかすだけで、「この能力だからこそできる」という視覚的な工夫が少ない。

マグニートーの金属操作もビジュアル的にいい加減マンネリです。

彼の能力の見せ場は『X-MEN2』(だったっけ)で警備員の体内の鉄分を凝縮して鉄球を作るシーンがピークでした。

その点MCUの能力バトルは毎回ハズレが無く、必ず「なるほど!この能力でこんな事できるよね!」と思わされます。

・ローガンの無駄遣い。
こんな扱いなら出演させない方が良い。
ローガンもヒュー・ジャックマンもかわいそう。


・で、結局ジーンにデウスエクスマキナやらせるんかーい!!

フェニックス型の炎を背負った姿とか、B級感マックスで作り手がヤケクソになってるとしか思えません。


…………


脚本のつまらなさを無意味に壮大なスケールとCGで糊塗しようとして顰蹙を買うお手本のような駄作。


ブライアン・シンガーは前作の『フューチャー&パスト』がとても良かっただけに見直しかけたが、やはりムラがありすぎる。


唯一クイックシルバーの見せ場(ほぼユーリズミックスのMV状態)だけがスポット的に良かった。

マシュー・ヴォーン、カムバック!
南