とりあえず、この映画をこのクオリティで作ったことは称えたい。
米国では、さんざん作られ、消費もしつくされているゾンビもの。ワシ自身まー好きで、さんざ見てる。そして、もはやゾンビものはホラー映画のジャンルではなく、サバイバルの領域になっている。ウォーキングデッドもZnationも、ゾンビより人間が怖い。そんな中、もし日本で、ゾンビのパンデミックが起きたらどうなるかをどう描くのか、もー最初の30分間は期待感も最高に高まります。ジャパニーズホラー的な動きのゾンビもいいです。何事もないような雰囲気が継続するのもいいです。
そう、そして、それだけ前半期待させておいて、あの単調なクライマックスシーンですか。あれはないでしょ。ラストも、希望をもたせたいのか、絶望に落としたいのか、なんだかよくわからん。淡々と続編作りたいんすかね。
原作知らないから、原作まんまなのかもしれないけど、煮え切らない性格とか、売れない漫画家であることとか、女子高生だとか、看護師だとか、設定も全然生きてない。そうである必然を緻密に描いて欲しかったよ。だって、タイトルにすらさっぱりつながらんのだもの。ヒーローはいなかった。
