tobitsukijack

シェフ 三ツ星フードトラック始めましたのtobitsukijackのレビュー・感想・評価

4.3
モノが溢れてゆく世を憂い、もう、五感の中で臭覚と味覚は捨てようと思ってた衰えてもいいやと開き直ってたとこもあった。しかし、してやられた。匂いも味も触れられないけど、脳に直撃して細胞が刺激される。こんなに五感の中でも深みのある感覚なんだと思い知らされる、しかも映画で体感するとは。ワタシもソレ食べたい!作りたくない、目の前に料理を出されたい欲が溢れる。まったく、シェフにしてやられた。

前半は、今時代っぽい流れで、寧ろ後退しているのかもしれない。でも、逞しく美しく寛大な女性が良き采配を振りますと、一気に前進!回転し始める。途中の富豪の彼は宇宙人のようだった、先行前進するには宇宙人と出会い味方になってもらい先導してもらうのが良いようだ(笑)、どーんと構えたら大衆向け・ウケに先を行き過ぎちゃった回転を緩めてご提供かしら。本当の最後、口に入れて味わい堪能する、そんな想像力が働き余韻が残る感じ。幸せのキーポイントは南米に有りかも!。

そして、あの息子君、将来がなかなか楽しみである、また次回作で会おう、期待しているよ。
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