オールタイムベストの１つ。
ジョン・ファヴロー is 最高。
この監督は、自身が手掛けてきたシリーズ映画の最終作『アイアンマン3』を蹴って、親子でめちゃくちゃ美味そうなサンドウィッチを作る映画を撮る道を選んだのだ。
しかし、決してそれは愚かな選択ではなく、観ているうちに「コイツ本当にこの映画が撮りたかったんだな！」ってのが伝わってくる。
物を創る人(クリエイター)が、子供の純粋な探究心や好奇心を通して自身のアイデンティティを見つめ直し再定義していく、あれ…これって『アイアンマン3』じゃ……？
作中一貫して「食」に対する音響の拘りがハンパじゃなくて、料理中や食事中に行われる何気ない会話の中でも「食べ物」に関する音が常に聞こえてくる。
肉を切る音や卵を流し込む音まで、全てがAwesome.
夜中に観たら色々な意味で爆死確実の究極の飯テロ映画。
両面狐色に焼き上げたサンドウィッチを齧る音や鉄板でトロトロの豚肉を焼き上げる音が映画館の音響で100分間近くずっと流れ続ける。
本編からエンドロールまで最高に楽しい、多幸感溢れるロードムービー。
元気を無くした時に観たくなる映画。
