イチロヲ

痴漢透明人間PART4 奥の奥までのイチロヲのレビュー・感想・評価

3.0
秘薬の効力により透明人間に変身した男が、周囲の人間たちの下半身事情に介入していく。男のロマン「透明人間」をネタにしている、新東宝のピンク映画。

透明人間を演じているのは、軽演劇界の重鎮・堺勝朗(故人)。喜劇役者としてのスキルが遺憾なく発揮されており、嫌なことを全部忘れさせてくれるほどの清々しいエロに満ち溢れている。

登場する職業は、婦人警官、尼僧、女学生、OL、仲居など。局部を人力で隠した状態での演技が芸術的であり、下腹部のギリギリの線まで露出してくれるところが嬉しい(おそらく剃毛していると思われる)。

透明人間が他人の性行動を観察する描写が長尺で収められており、「究極の人間観察」を味わうことができる。終局における、男女入り乱れてのインビジブル・セックスも単純に面白い。
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