日本版ロッキー、そして安藤サクラの怪演!
やっぱりどういう映画を観るべきかって、こういう映画。最近とかくCGやVFXを多用して、強い敵をスーパーヒーローが倒すみたいな壮大な映画ばっかりになってきたけど、そんなもの観たって何にもならない、観た後に何も心が動かされない。観るべきは、現実に根ざした、観た後に心が動かされる映画だ。今作で言えば、どうしようもなく堕落した主人公が、ダメボクサーに出会ったことをきっかけにボクシングを始めて、いろんな思いをぶつけてがむしゃらに練習をする過程で成長していくという現実に心を動かされる。観た後、自分もやってみようって思える。こういう映画が増えればいいな。