柚子

百円の恋の柚子のレビュー・感想・評価

百円の恋(2014年製作の映画)
3.7
ぶよぶよのだらしない体にボサボサのプリン頭、猫背で気だるげな表情。
安藤サクラの役作りが秀逸!
家を追い出されアルバイトを始めたのは馴染みのこれまためちゃくちゃ意識の低いコンビニで、ここの店員(元店員)もかなり強烈なキャラ。
これらの底辺感がリアルで面白く、生々しすぎてちょっと受け付けない(笑)

何事もやる気がなく生気のない一子が、積もりに積もった怒りを力に変え全てボクシングにぶつけていくのが見ていて気持ちよかった。
体もどんどん引き締まって健康的になっていくのも見どころ。
結果はどうであれ、何か全てを賭けて打ち込めるものを生涯で見つけられた一子は素晴らしい。
何かに本気でぶつかる経験って必要だなと思った。
柚子

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