とく

百円の恋のとくのレビュー・感想・評価

百円の恋(2014年製作の映画)
3.5
個人的な話だが、ボクシングをやっているという話をすると、決まって映画好きな友人達が口を揃えて「百円の恋は観た?」と言う。

ボクシングと言っても、趣味程度のもので、一子のようなストイックなものではない。

私がボクシングを始めたきっかけというのも「クリードを観てカッコよかったから」というものである。

だからこそ、ずっと観なかった。
すぐ影響受けちゃうから。

そんな私がやっとこの映画を見たのだが、感情移入しすぎて辛いくらいだったし、影響受けてプロテスト受けたい!とか言い出しそうな自分がいる(いません)

安藤サクラは大好きだし、新井浩文だってマジクソ男の役だけど、サブカルクソ女を殺す勢いでキャスト満点。

色々な部分で共感しちゃったり自分の個人的な感情が入り乱れてしまった映画ですが、一番ヤバかったのは、新井浩文演じる狩野がセックスしながら乳首つまんで、と言うシーン。
私が今まで付き合った中でいちばんクソ男でいちばん好きだった男も全く同じ性癖であった。

だから私はこの映画が大嫌いだし、大好きである。

自分で何を書いているのかわからなくなってきたけれども、結局なにを言いたいかと言うと、映画にすぐ影響されやすい私は、もっとボクシング強くなりたいと思ったし、過去の男と狩野を重ね合わせ、なんとなくおセンチな気持ちになるのである。
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