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百円の恋のmoeのレビュー・感想・評価

百円の恋(2014年製作の映画)
3.7
松田龍平観たら新井浩文観たくなるのは性ですよね。青い春コンビ好き好き!
新井さんほどプライベートのイメージと役柄が被ってる俳優さんあんまりいない気がする。売れっ子のくせにどんだけパチンコ行くねん。と彼のTwitter見てていつも思うんですが、飄々とした感じも、ありのままって感じがして。このクズ感が、かっこいい。
と思ってたんですが、今回のパイセンは最初めっちゃストイックなボクサーとして登場します。拍子抜け。あまりにもフツーにかっこよくて、少女漫画的にかっこいい新井浩文もっと観たい!「なにぶりっこしてんだ。殺すぞ」って言われたい!!ってなりました。が、まあそれも最初だけでした。(察し)
安藤サクラは本当に汚いな!!汚いけど、いつもいつもこの人は凄まじくリアルだ。冒頭の「女捨ててる」のセリフ、つくづく、民放ドラマだとクソ綺麗な篠原涼子が40手前の「おやじ女子」とかやってるあのリアリティのなさを鼻で笑いたくなる。(ラスト♡シンデレラ、めっちゃ好きでした)
クリープハイプの主題歌はこの映画観る前からちょくちょく聴いてはいたけど、「痛い痛い」の連呼が何故かエンドロールで「会いたい会いたい」の連呼に聞こえた。会いたいってずっと思ってたんじゃないかな。失恋は原動力になんかならないって私はずっと思ってて、失った結果の渇望を埋めるだけのことじゃないかと。だから会いたいと痛いの連呼で安藤サクラはずっとパンチを繰り出してたんじゃないかなと思って、少し泣けました。
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