JAMES

天空の蜂のJAMESのネタバレレビュー・内容・結末

天空の蜂(2015年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

現代社会でも問題とされる原発がテロにあったケースにした作品の映画版
音楽は危機感を助長し、やり切れない感じを出していた
特に佐竹の最期のシーンの音楽は良かった
シーン割りも良く、色のトーンも明るくしたり、暗めにしたりして、重さを微調節していた
CGも美麗且つ派手で、最後の墜落シーンは中々の迫力があった
最後にストーリーがとても素晴らしかった
その素晴らしかった点を順々に述べていく
1つ目はそれぞれの人間が覚悟を決めている事を強く表現している事である
三島と佐竹の命を懸けた計画実行と主人公達の作戦妨害、赤嶺の偽装工作及び囮役が例として挙げられる
2つ目はシナリオに緩急があり、各キャラの会話における、話し方も魅力的だし、それぞれの内面的問題を解決する作り方も良い
ただ1つ気になったのは、レーティングがGにも関わらずそこそこグロいシーンが多い事
本当に映倫の審査は手抜きであると言えるだろう(勿論、これはスコアに響いてはいない)
原発によって生じた災害やコミュニティ問題を重点に置いており、「何が正しいのか?」というメッセージ性があったのも良かった
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