ドン・シーゲル監督をもう1本。
犯罪追跡アクションの傑作らしい。
この作品の2年前制作の『ダーティ・ハリー』に出演しているキャストが重なっているらしいが、私はそれも観ておらず、知らないオジサンばかりで少々混乱が...
ニューメキシコが舞台。元曲芸飛行士だった中年男チャーリーが妻と仲間2人と銀行強盗をするところから始まる。
仲間1人は銀行で撃たれて死亡。妻も撃たれて逃げる車の中で亡くなってしまう。足跡を残さないように妻を乗せたまま盗難車ごと爆破させてる、なんと残酷な。
警察から追われるが、用意していた農薬散布の車に乗り換え、作業着で変装してパトカーの確認
をなんなくやり過ごし、棲家のトレーラーハウスへ戻る。
奪った金を確認すると、桁外れの大金。チャーリーはマフィアがらみの汚い金が絡んでいると察する。それからは警察とマフィアのどちらからも命を狙われることになってしまう。
脚本が良くできている。後で思うと伏線が多いけど、私は途中、この人誰？何しているの？と頭が付いていかないところがあった。
それでもラストは元曲芸飛行士の昔取った杵柄で、チャーリーのしてやったりに爽快になりました（悪いヤツだけど）
ただ、ごめんなさい。私はウォルター・マッソーは3作目らしいけど印象になく、カッコ良くないし、かなりくたびれたオッサンだったので気持ちが全く入らずで。
やはり、主役って惹きつけるオーラが大事だな〜とそんなことばかりが頭を過って観終わりました。
ファンの方にはごめんなさい。
これは通好みの作品かな？
