突破口!の作品情報・感想・評価

「突破口!」に投稿された感想・評価

なお

なおの感想・評価

3.5
オープニングで銀行の前に車を停めた夫婦。警察が近づき車を停める場所ではないと言われ、小切手を現金に替えるだけなんですと言って銀行へ。冒頭から面白い!銀行強盗したものの、そのお金が実は…
主人公のチャーリーは勘がいい。チャーリー役はジャック・レモンと仲良しのウォルター・マッソー。
上手くいきすぎてる感じもあるけど、ストーリーが面白く、ハラハラするシーンも結構あり。
s

sの感想・評価

4.1
これは面白いなあ
無駄なくシンプルでむちゃくちゃ面白い
良質なクライムサスペンスやった
ドン・シーゲル監督作品。邦題「突破口!」とは、犯罪者の逃走経路と、追跡者が捜査の糸口をつかむという意味のダブルネーミングだろう。この映画の原題Charley Varrickは強盗の首謀者の名前で、喜劇役者の名優ウォルター・マッソーがその主人公を演じており、彼等が銀行から盗んだ金がマフィアの裏金だったために、殺し屋に命を狙われる身となってしまう恐怖を描いている。
彼を追跡し葬り去るべくマフィアに雇われた殺し屋Mollyを演じるのはジョー・ドン・ベイカー。初対面の相手に開口一番「モリーだ」と名を名乗る不敵な男であり、やくざの息がかかった場所ならどこでも「モリーだ」の一言で顔パスであることから、相当な手練れであることがわかる。この男、ベージュ色のスーツに身を包み、薄笑いを浮かべながらいつも気障にマドロスパイプで煙草をふかし鼻唄なんぞを歌っているが、仕事となれば実に凶暴で、口より手のほうが早く兎にも角にもいきなりぶん殴る。その拳の威力に誰も抗うことは敵わず、すぐに屈服し支配下とされてしまうのだ。その暴力の対象となるのは老若男女問わず平等であり、男の顔面に容赦なくグーパンをかますのは勿論のこと、弱者には手を上げまいとたかを括っている車椅子の老人を突き飛ばし、小生意気な女は横っ面をひっぱたいて従わせるなど、陰日向のない折り目正しい男である。

何故か人は銀行強盗に魅せられる。悪いと分かりつつも憧れるのは仕方がないと、罪悪感が希薄になるのは何故だろう。
大切なものを犠牲にして、罪なき者を巻き添えにして、それによって巨大な不幸を引き寄せて…、金のために取り返しのつかないリスクを支払ってまで、将来や命すらも天秤にかけてしまう。明らかに割りには合わない。しかし、どうしてもこれをやらずにいられない。
金が欲しいからではない。人は今この場所から逃げたいがために、罪を犯すのだ。
映画を観賞するという行為そのものが、凡庸な我々が現実から逃げ出すための突破口なのである。
Ryo

Ryoの感想・評価

4.3
無駄のないシナリオに感無量。
盗んだお金がマフィアの裏金。逃げては追われ、挙げ句には突き止められって構成はありがち。
でも、飛行機の泥酔運転やらなんてことない発言やお買い物品は最後の最後にきっちり拾ってバッチグー。

月並みやけどあっという間の二時間弱。それくらい面白い。
ドン・シーゲルの、アメリカ映画の透明さを持ちながらここまで細部が魅力的なことに真に驚く。妻が死んでも仲間が死んでも顔色を変えずに爆破するウォルター・マッソー、卓球をする情報屋、片足車椅子の鉄砲屋の親父、ぼったくるパスポート偽造の女と爆弾を4つ9ドルで売る男、牛、秘書のホテル、円形のベッド、方位磁石が無いと眠れない?南南西?何の話?
首領茂

首領茂の感想・評価

5.0
田舎町の小さな銀行が強盗に襲われた。しかしその銀行はあろうことかマフィアの裏金の隠し場所だった。予想よりも大きな収穫に喜ぶ手下、逆に現実を冷静に見つめ生き残る道を模索する首領、事態の早期収拾を図ろうとする銀行の頭取、そしてマフィアが仕向けた殺し屋などなど、一癖も二癖もあるプロフェッショナル(時々一般市民)共が繰り広げる出し抜き合いの争いを、天下の名匠ドン・シーゲルが銃をほとんど使うことなく少し緩めな緊張感でまとめ上げたサスペンス映画珠玉の一品。一場面一場面の緻密な描写、ステレオタイプなんて全くない登場人物たち、そしてこれまで積み重なっていた疑問や伏線を見事なまでに回収してくれるラスト12分における怒涛の展開には何度見ても感服させられる。
りく

りくの感想・評価

4.0
これだけ無駄のない映画を観たことがない。
クライム的な設定があり、そこに魅力的なキャラクターがいることで成立する映画が、どれほどあるんだろうか。
こんがらがり過ぎてよく分からない昨今のサスペンス・アクションなんかより何倍も面白いし、いつ観ても斬新だ。

音楽が特に素晴らしかったのと、
あんなに自然にハーモニカを挿入するところ。
「黙って吹き続けろ。」
なんてセリフ、言わせたくても言わせられない。

妻に火薬をかけるのが、もうちょい丁寧なら良かったなあ。
牧場で牛をバックに人生を語るシーンなんか、最高だった。
『ノーカントリー』みたいに怖い殺し屋から逃げ回る話。
常に余裕な殺し屋がかっこいい。

事の発端がほとんど『ドライヴ』同じ。レフンはこの作品から引用したのか?
ひでG

ひでGの感想・評価

2.9
「ダーティーハリー」のドンシーゲル監督作品。

何人かのアクションやクライム映画通に支持されている知る人ぞ知る映画らしい。


確かに、最初の牧歌的な雰囲気から一気に緊迫の銀行強盗のシーンに展開するファーストタッチ、

マフィアが近付いてくる切迫した感じを
マフィア、強盗、銀行、警察の行動の積み重ねで緊張感を高めるあたり、アクションの見せ方として、王道のうまさかある。

強盗役がウォルターマッソー。
喜劇の印象が強かったが、【代表作はジャックレモンと共演の「フロントページ」かな】
さすが名優。味のある強盗役。冷静に突破口を探していく。


ですが、、ですが、、
技術的な面とかで評価はできるけど、映画全体としては、僕はダメだったなあ。

弱者が強者を、協力したり、知恵を働かせたりしてやってけるのに溜飲が下がるのだけど、その場合の弱者にはある程度のシンパシーがわかないとスカッとはしない。

残念ながら、ウォルターマッソーのグループは、規模は小さな銀行強盗って言っても、その襲撃時に決定的失敗を犯す。

それは観客にとっても【少なくとも僕は】
決定的な失敗になってしまった。

「ああ、やっちまった〜、これじゃあ、これから先、君たちを応援できないやって」思っちゃったんだ。

肝心のマフィアも単独行動でイマイチ大掛かりではないし、主人公の行動【女性とのこと】も腑に落ちなかったなあ。

技術はあっても内容が伴わない感じがして、中途半端な気分で終始してしまいました。ザンネン!
古池

古池の感想・評価

3.8
おもしろいぜ!語尾に「ぜ」とか、つけたくなるノリです。淡々とと言うかぱたぱたと進む。
>|