突破口!の作品情報・感想・評価

「突破口!」に投稿された感想・評価

Ryo

Ryoの感想・評価

4.3
無駄のないシナリオに感無量。
盗んだお金がマフィアの裏金。逃げては追われ、挙げ句には突き止められって構成はありがち。
でも、飛行機の泥酔運転やらなんてことない発言やお買い物品は最後の最後にきっちり拾ってバッチグー。

月並みやけどあっという間の二時間弱。それくらい面白い。
ドン・シーゲルの、アメリカ映画の透明さを持ちながらここまで細部が魅力的なことに真に驚く。妻が死んでも仲間が死んでも顔色を変えずに爆破するウォルター・マッソー、卓球をする情報屋、片足車椅子の鉄砲屋の親父、ぼったくるパスポート偽造の女と爆弾を4つ9ドルで売る男、牛、秘書のホテル、円形のベッド、方位磁石が無いと眠れない?南南西?何の話?
首領茂

首領茂の感想・評価

5.0
田舎町の小さな銀行が強盗に襲われた。しかしその銀行はあろうことかマフィアの裏金の隠し場所だった。予想よりも大きな収穫に喜ぶ手下、逆に現実を冷静に見つめ生き残る道を模索する首領、事態の早期収拾を図ろうとする銀行の頭取、そしてマフィアが仕向けた殺し屋などなど、一癖も二癖もあるプロフェッショナル(時々一般市民)共が繰り広げる出し抜き合いの争いを、天下の名匠ドン・シーゲルが銃をほとんど使うことなく少し緩めな緊張感でまとめ上げたサスペンス映画珠玉の一品。一場面一場面の緻密な描写、ステレオタイプなんて全くない登場人物たち、そしてこれまで積み重なっていた疑問や伏線を見事なまでに回収してくれるラスト12分における怒涛の展開には何度見ても感服させられる。
りく

りくの感想・評価

4.0
これだけ無駄のない映画を観たことがない。
クライム的な設定があり、そこに魅力的なキャラクターがいることで成立する映画が、どれほどあるんだろうか。
こんがらがり過ぎてよく分からない昨今のサスペンス・アクションなんかより何倍も面白いし、いつ観ても斬新だ。

音楽が特に素晴らしかったのと、
あんなに自然にハーモニカを挿入するところ。
「黙って吹き続けろ。」
なんてセリフ、言わせたくても言わせられない。

妻に火薬をかけるのが、もうちょい丁寧なら良かったなあ。
牧場で牛をバックに人生を語るシーンなんか、最高だった。
『ノーカントリー』みたいに怖い殺し屋から逃げ回る話。
常に余裕な殺し屋がかっこいい。

事の発端がほとんど『ドライヴ』同じ。レフンはこの作品から引用したのか?
ひでG

ひでGの感想・評価

2.9
「ダーティーハリー」のドンシーゲル監督作品。

何人かのアクションやクライム映画通に支持されている知る人ぞ知る映画らしい。


確かに、最初の牧歌的な雰囲気から一気に緊迫の銀行強盗のシーンに展開するファーストタッチ、

マフィアが近付いてくる切迫した感じを
マフィア、強盗、銀行、警察の行動の積み重ねで緊張感を高めるあたり、アクションの見せ方として、王道のうまさかある。

強盗役がウォルターマッソー。
喜劇の印象が強かったが、【代表作はジャックレモンと共演の「フロントページ」かな】
さすが名優。味のある強盗役。冷静に突破口を探していく。


ですが、、ですが、、
技術的な面とかで評価はできるけど、映画全体としては、僕はダメだったなあ。

弱者が強者を、協力したり、知恵を働かせたりしてやってけるのに溜飲が下がるのだけど、その場合の弱者にはある程度のシンパシーがわかないとスカッとはしない。

残念ながら、ウォルターマッソーのグループは、規模は小さな銀行強盗って言っても、その襲撃時に決定的失敗を犯す。

それは観客にとっても【少なくとも僕は】
決定的な失敗になってしまった。

「ああ、やっちまった〜、これじゃあ、これから先、君たちを応援できないやって」思っちゃったんだ。

肝心のマフィアも単独行動でイマイチ大掛かりではないし、主人公の行動【女性とのこと】も腑に落ちなかったなあ。

技術はあっても内容が伴わない感じがして、中途半端な気分で終始してしまいました。ザンネン!
古池

古池の感想・評価

3.8
おもしろいぜ!語尾に「ぜ」とか、つけたくなるノリです。淡々とと言うかぱたぱたと進む。
これを観たら他の映画の多くが無駄に時間を浪費しているな、と思う。2時間弱に全く無駄がない。婆さんを時々出して笑わせるのは余裕の証です。ちゃんと面白いし。

一瞬何やってんだろうと思わせといて、すぐに意味が分かっていくように演出すればいいんだろうと思うが、普通こんなに上手いこといかないですね。
pier

pierの感想・評価

3.9
銀行強盗によって、警官とマフィアの両方から逃げるウォルター・マッソー。
直接交渉して取引する最後はさすがという感じ。
さすが、アクション映画の傑作を数々生み出しているドン・シーゲル監督作品。
滅茶苦茶、面白かった!!

田舎の銀行を狙って小銭稼ぎをしている男女(ウォルター・マッソー他)が、銀行強盗に入ったところ、大金をゲットしたが、どうやらマフィアのマネーロンダリング用の資金らしく、素直に喜べず、大金も使えず。
なんとか命を取られずに逃げようとする強盗犯(ウォルター・マッソー)たち。
「警察とマフィアに追われながら、どうするのか」という楽しみを堪能できる素晴らしい娯楽作であった。

ウォルター・マッソーと銀行頭取の秘書女性が、円形ベッドで寝る時に、ウォルター・マッソーが「どっちの方角を向いたら良いのか?」と聞くと、女は「南南西(South by Southwest)」というヤリトリが楽しい(笑)

ウォルター・マッソーが飛行機乗りだったといのもミソ。

非常に面白い娯楽映画。
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