オーウェン

JOYのオーウェンのレビュー・感想・評価

JOY(2015年製作の映画)
3.0
家族の世話を一身に受け持つシングルマザーのジョイ。
子供のころから物を作るのが好きで、ふとしたきっかけから手で絞らなくても良いモップを思いつき、これを売ろうとする。

主婦が発明した製品という先駆けのような存在のジョイ・マンガーノ。
実業家でもある彼女が、いかにしてそこまで上り詰めたかを描くドラマ。

主演がジェニファー・ローレンスで、監督がデヴィッド・O・ラッセルなので、「世界に一つのプレイブック」や「アメリカン・ハッスル」級のクオリティを求めてしまうが、あまりこのコンビ向きの題材ではないように思う。

前2作品と同じくらいの2時間作品だが、ずいぶんと退屈な部分が増えた感じ。
モップを発明するまでに30分位かける必要はないし、特許のことでジョイが逆転をするのを描きたいのだろうが、あまり爽快という感覚を与えない。

助演も輝いてた前の2作品よりも完全にジェニファー・ローレンス頼みの作品になっている。
存在感は相変わらずだけど、もっと灰汁の強いキャラでもいけたはずで、実話なのが足枷になったようだ。
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