たむ

アイス・ジョーズのたむのレビュー・感想・評価

アイス・ジョーズ(2013年製作の映画)
2.3
またおバカなアメリカサメ映画かと思ったら、カナダ映画でした。
雪山の雪崩にのってアイスジョーズがやってくる、何というアイディア、何という楽しさ。
相変わらずのおバカ系サメ映画ではあるのですが、私はかなり笑えました。

カナダ映画は、すぐ隣がアメリカ、しかも英語を母国語とする地域もあるので、成功するのはかなり厳しいと聞いたことがあります。
そんな中でカナダ映画から世界に羽ばたいた三大監督といえば、クローネンバーグ監督、キャメロン監督、最近ではヴィルヌーヴ監督がいますが、イカれたぶっ飛んだ発想の持ち主達です。

映画を作るためには、ハリウッド映画を超えるようなぶっ飛びアイディアが必要な事を思うと、この映画は確かにはちゃめちゃです。
北極にサメが現れる『ディープブルーライジング』に先立つ事3年、当時はアメリカ映画でもやってなかった雪を走るサメ。
しっかり環境破壊のテーマを盛り込みつつ、スプリングフィーバーのおバカな若者達が遠慮なく食われていく。
設定を外さず、雪山をビキニでサメから逃げるとんでもないシーンもある、思いついたもの勝ち映画ですね。
たむ

たむ