久々にサントラを買いたくなる映画を観た。
キーラ・ナイトレイの歌声、ファッション、表情、すべてが魅力的。マーク・ラファロの中年のすこし寂しげで色っぽい表情も印象的。
キーラの友人、即席バンドのメンバー共に、登場人物みんないい味出していて、この映画の前向きな雰囲気に一役買っている。
キーラの元彼との関係は、同じ道を志すカップルに避けられない、相手の道を応援したい気持ちと負けたくないライバル心のもやもや感や、変わらないと言いつつ遠い存在になってしまった切ない気持ちが痛いようにこころに響く。
ラファロと家族の空気が徐々に変わっていく描写力もいい。
キーラとラファロの関係性は？私的にはここで終わりにしてくれてよかった。
いい音楽を聞いた時の高揚感や、日常の憂いを音楽が救ってくれるんだということを、再認識させてくれる。音楽の魅力、役者の魅力、すべてがいいかんじに引き出されていて、観終わった後のさわやかな余韻が最高だった。
