万人受けの王道で良い物語なんだけど、一番肝心の演奏シーン全部、キーラ・ナイトレイのギターの当て振りが下手。
マーク・ラファエロとの出会いのシーンですら手元を写していない。演奏シーンがファッションのように使われていて、音楽には愛が浅いんだろうなと察し残念。
「アリー/ スター誕生」のブラッドリー・クーパーの努力を見習って欲しい。
移住ではなく滞在来ているはずのキーラがやたら衣装持ちだったりと細かいディティールを無視した感じとか。優先するのはそっち系の作品。
撮影期間中に態度の大きかったキーラ・ナイトレイが監督とバチバチだったらしく、物語の進行と別でところどころ雰囲気がおかしい。踏み込んで演技指導してない気配をそこはかと感じる。当て振りのところなど、とりあえず撮れたからこれでOKにしてしまおう的な。
とは言え、マーク〝ハルク〟ラファエロおじさんもMCUの中よりおしゃれだったり、劇伴やマルーン5の劇中歌も素敵で、さらっと観るなら良いかも。
