前向きになれる作品。
音楽が素晴らしく最高。
キーラナイトレイが綺麗すぎる。
ニューヨークの街角でレコーディング!
音楽を完成させていくダンとグレタの姿が、とても楽しそうで生き生きと輝いて見えた。
何かに夢中になるって良いことだな。
ライブハウスでの2人の運命的な出会いを丁寧に描いているところや、あらゆる部分でのカメラの心情の見せ方もポイントが高い。
忘れられないシーンは、
夜の街中を、ダンとグレタが2人でイヤホンを聴きながら歩き、いつもの風景が音楽の魔法で特別なものに変わり、心の距離が縮まり絆が深まるシーン。
音楽の魔法で、平凡な風景が意味のあるものに変わる。
陳腐でつまらない景色が、美しく光輝く真珠になる。
年をとるとその真珠がなかなか見れなくなる。
ダンの台詞、なんだかすごく分かる。
2人とも恋人に裏切られ傷心している、
それぞれ想う相手がいる。
音楽を通して久々に感じた特別な風景、
精神的な繋がりをただ感じ合う瞬間。。
なんだか良い関係だなぁと思った。
最後のライブシーンでのLost starsは心にジーンとくるものがあった。
元彼のデイヴが、大勢の観客を前に完全にスターとなった姿を見て、愛しているけど、自分が選択すべき道は、彼の元へ戻るのではなく、前に進むことだと気付いたのではないだろうか。
凹んだ心はいつでも再起できる、
新しい一歩を踏み出すことで、人生は道が開ける。
そんなメッセージを強く感じた作品だった。