おバカ犬

リーサル・ウェポン3のおバカ犬のネタバレレビュー・内容・結末

リーサル・ウェポン3(1992年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

『リーサルウェポン』の3作目をレビュー。".マータフ、呪いの七日間"だ。

相変わらずこのシリーズは建物を爆発させるのが好きだな。開幕、爆弾の処理に失敗した2人はおまわりに降格する。マータフは引退目前だったのに…。


さて、大筋は改造銃の出どころを探る話なのだが、本作はかなりギャグテイストに仕上がっており、『ビバリーヒルズコップ』を観ているような楽しさがある(あの話も冷静に考えれば重いが)。 これはグッドポイントだ。前作のような毒にも薬にもならないバディものをやるくらいなら少しでも笑えたほうがいい。まぁ、ここは人によって好みが分かれるところだろう。

トイレのネタとか、マータフの家の被害とか、123とか、前作の小ネタを引っ張ってくる作りもクスッとくる。ジョー・ペシ演じるレオ・ゲットの愛車を撃ち抜くシーンは爆笑した。


一方で、息子の友人を殺してしまい病んでいるマータフを尻目に、メルギブソンと監査部のコールが一山越えた後、いきなり傷の見せ合いという名の野球拳を始めてイチャイチャしだす展開には少し呆れた。こんなんじゃ、この後の説教シーンが浅くなっちゃうだろ。

捜査にいきなり新米刑事がついてきたがって、撃ち殺されちゃうし、相変わらずリッグスの愛した女性は突発的な行動に走って死を迎えると、行き当たりばったりな展開も目立つ。


それでも結構おもしろかった。前作よりも悪役がはっきりしていて、バディというより、メルギブソンが主役のアクション映画として、仕上がっている。『マッドマックス』の名前も出てくるしね!あと、爆発オチが最高!

にしてもメルギブソンのチョンマゲ、似合ってなかったな!以上!
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