カタパルトスープレックス

リーサル・ウェポン3のカタパルトスープレックスのレビュー・感想・評価

リーサル・ウェポン3(1992年製作の映画)
3.8
三作目にしてアクションがマシマシになったリチャード・ドナー監督とメル・ギブソンの代表シリーズ。

今回はじめて「リーサル・ウェポン」シリーズを観たのですが、徐々にアクションがグレードアップしているのがわかります。これ、多分『ダイ・ハード』(1988年)の影響ですよね。前作も1989年なのでダイハードの後に公開なのですが、一年しか違わないので影響はあまり受けなかったのでしょう。

本作の撮影監督は『ダイ・ハード』と同じ。そう、ヤン・デ・ボンです。ヤン・デ・ボン監督は二年後に『スピード』(1994年)を作るので、『ダイ・ハード』と本作『リーサル・ウェポン3』と『スピード』は地続きになっていると言えます。それって、「言うがやすし」で改めてリチャード・ドナー監督って器用だなって思います。

ちゃんと「リーサル・ウェポン」シリーズの特徴はそのままなんですよ。リッグス刑事(メル・ギブソン)とマータフ刑事(ダニー・グローヴァー)のバディーもののフォーマットは最初から変わらず。前作から参加したコメディーリリーフのレオ・ゲッツ(ジョー・ペシ)。前作からのコメディー路線も踏襲。その上で、今回は戦うヒロインとしてローナ・コール(レネ・ルッソ)が加わります。なんという正当進化。更に火薬マシマシ。

三作も続けるとだらけてきそうですが、ちゃんと時代に合わせて進化している。