普段主役になることのない、「おばちゃん」とひとくくりに称される人たちへのあたたかい視線。
あらゆるポケットやポーチから出てくる、なぜ今持っているのかわからない小物や食料で、傍目には困難な状況を、意図するせざるにかかわらずコミカルに楽しんでしまうバイタリティー。
それぞれに悲しい過去などありながらも、今を大切に友を大切に前を向いて楽しく生きる柔軟な姿勢。
人生の意味をおおげさに描くのではなく、身近に味わえる映画。
ただ、少し安易な"おばちゃんってこうだよね?あるある"を詰め込んだ感じにも見えるが。