これ良作です。
まったく面白くなさそうな邦題ですが、意外や意外かなり良かった。
Jホラーファンは洋ホラーをあまり好まない人も多いですが、その理由に「心霊」的な概念の違いがあります。
あまり多くは書きませんが、ざっくり書くと、その違いの現れとしてJホラーは「見えない、見せない」ことで怖さを描きます。なぜか?霊は基本見えないからです。対し、洋ホラーは「見える怖さ」を描きます。悪魔の影響により人間に凶悪な犯罪を引き起こさせる、や、ポルターガイストといった様に「見える怖さ」にフォーカスします。
古くはオーメン、エクソシストもそうですし、コンスタンティンなんかもそうです。
それはそれで文化の違いなのでしようがないのですが、その怖さの現れ方をどううまく描けるか?が肝です。
そういった意味で、この作品は非常にうまく描けていると思いました。
個人的にはドアーズの使い方がちょっと雑だったな、と思ってますがね。
しかし、悪役的な人のbefore → afterがかなり秀逸。
ブラムハウスの心霊(ウィジャ系、エクソシスト系)ものよりも全然良い作品。