失踪した夫が 3 年たって
お化けになって帰ってくる
「 異人たちとの夏 」のように
ただ
アッサリとして
センチメンタルにはならない
🔵
宇宙は誕生して まだ若い
今も膨張している ・・だから どんなことも
ほんの些細なこと ──という目線で語る
淡々として ………
音楽も
オーソドックスなクラシック♪
🟢
死は 特別じゃない
死者と共存してふつーに生きている
愛する人を心配し、
今も
誰かに心配かけて生きている
質素に 慎ましく真面目に時を送る
その平凡さが
特別に素晴らしい奇跡だと
気付けるのは
たくさんの経験値が必要
🔴
【 物語 】
白玉粉の袋をスーパーで買う
団子を作り 油であげる
後ろに気配
瑞希「 お帰りなさい 」
優介「 うん どのぐらい 経った 」
瑞希「 3 年 」
優介「 急に来て 驚いた？ 」
瑞希「 うん 」
優介「 オレ 死んだんだよ 富山の海でね
体は とっくに
カニに食われてなくなってる 」
🦀
🔵
電車の中で 子供が近付いて
足に触れてくる
めくられていない カレンダー 📅
メロンパンのビニール袋が
どうしても 破けない優介
下を向き
自分の手の平を 大切に
愛おしそうに触る
そこに 答えがあるかのように ・・
🟢
【 ラスト 】
瑞希「 家に帰ろうよ
一緒に帰ろうよ
帰ろうよ 」
優介「 みっちゃん
ちゃんと 謝りたかった
でも どうやって 謝ればいいのか
ずっと 分からなかった 」
瑞希「 のぞみは 叶ったよ 」
優介「 そうか 」
瑞希「 また 会おうね 」
優介「 うん 」
☘️☕
【 まとめ 】
泣きたいキモチに
ドライヤーを当てられる
自分を振り返る
他界する親に
「 ありがとう ございました 」と言う
心配した相手から 謝られる
お礼を言ったり 謝られたり
でも
パンチがやっぱ 欲しい(笑)
ガッツ！
