Yoh

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)のYohのレビュー・感想・評価

3.4
2014年公開映画。主役はティム・バートン監督の「バットマン」で主役を務めたマイケル・キートン。第87回アカデミー作品賞受賞。

奇妙な感覚を味わう作品です…何というか、変な没入感に襲われる感じ。たぶん序盤から始まる、あの独特な映像のせいなんでしょうね。そのせいで主人公と妙に一体感を感じることができます(特に妙齢の男性には)。ストーリーも割とシンプルに見えてけっこう奥深い…この主人公が意味するのは、一皮むけたリーダーを意識しながら、大元は変わらないアメリカ?それともアメコミを代表するような、民衆受けを狙うハリウッド?そんな邪推をついついしてしまう本作品。映像表現も相まって、カルト的魅力に溢れる作品だと思います。言うなれば、新感覚トリップ系リキュール、みたいな。ただしハマるまでには根気良く観続けること、そしてその感性に共感できるかどうかが本作の課題でもあります。なのでこの点数。
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