バードマン あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）のひまむしのレビュー・感想・評価

鑑賞後、ちょっと気持ち悪くなった。
決して悪い意味ではなくて。

現実と妄想が曖昧になるような演出、テンポの変わるドラムと視点の不安定なカメラ、舞台裏の照明を含めた色遣い、極端な長回しが合わさって、妙な夢を見ているような不思議な気分に。軽い酩酊感に足元が覚束ない感じ。

正直、話については個人的には語るところはあまりない。

でも、映画的な技法や演出について感心したり興味がそそられる、新しい体験ができる映画だった。